メールサーバー移転のやり方!準備・手順・注意点を徹底解説
ウェブサイトの移転やメール環境の改善などの事情でサーバー移転を検討するとき、「今のメールアドレスを変えないまま環境をどう移行するのか」は悩みどころではないでしょうか。
移転の際は、メールの配送先を新しいサーバーへ向ける「切り替え作業」が必要になります。
この作業を正しく行えば、利用中のメールアドレスを変えずに、新しい環境への移行が可能です。
この記事では、今使っているメールアドレスはそのままに、メールを運用するサーバーを移転する手順を解説します。
メールの仕組みや注意点を理解して手順を進めれば、スムーズに移転を完了できます。
ぜひ参考にしてください。
今回は他社サーバーから、『エックスサーバー』へメール環境を移す場合を想定して進めていきます。
メールアドレスのドメイン(@の後ろの文字列)を変更したい場合や、フリーメールから独自ドメインのアドレスへ移行する場合は、設定や手順が異なります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
ドメインとサーバーを一緒に変更するケースにも触れているので、ぜひ参考にしてください。
メールサーバーの移転(引っ越し)とは?
メールサーバーの移転(引っ越し)とは、メールアドレスを設定して運用しているサーバーを、別のサーバーに変更することです。
そもそも、メールは「サーバー」と「ドメイン」を紐づけることで、利用できるようになります。
メールにおけるそれぞれの役割については、以下のとおりです。
- サーバー
メールの保管や配送を担う。現実での「郵便局」のようなもの。 - ドメイン
メールアドレスの「@」以降にあたる部分で、インターネット上の「住所」やメールの「宛先」

この記事では、今使っているドメイン(メールアドレス)はそのままに、送受信や保管を担う「サーバー」だけを新しい環境へ引っ越すための手順を解説します。

メールサーバーの移転を検討する主なケース
サーバーの移転は、運用環境そのものの改善や、ウェブサイトの移転などに付随して行われることが多いです。
具体的には、以下のようなケースがあります。
- 現サーバーの容量不足:
容量に余裕のあるサーバーに移転したい。 - ウェブサイトの移転に伴う事情:
ウェブサイトのサーバー移転にあわせて、メールサーバーも一緒に移転したい(する必要がある)。 - 迷惑メール対策の強化:
迷惑メール対策機能が充実したサーバーに移転し、送受信のセキュリティを強化したい。 - メール到達率と安定性の向上:
共有サーバー特有の「他ユーザーによる高負荷な利用などの影響」を回避し、メール到達率を改善・向上させたい。
サーバーの移転により上記の課題を解決し、より快適な運用環境を整えることができるでしょう。
事前に新しいサーバーの契約が必要
メールサーバーの移転には、引っ越し先として利用する新しいサーバーの契約が必要です。
現在抱えている課題を解決できる、適切なサーバーを選びましょう。
なお、移転先のサーバーがまだ決まっていない場合は、快適なメール運用環境が整った当社の『エックスサーバー』や『XServerビジネス』のご利用をご検討ください!
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新しいサーバーの契約が完了したら、「メールサーバー移転の手順」の流れで作業を進めましょう。
現在運用中(移転前)のサーバーで「ドメイン無料特典」を利用している場合は、注意が必要です。
多くの場合、このドメイン無料特典はサーバー契約とセットになっているため、サーバー解約後も同じドメインを使い続けるには、「特典の解除」や「ドメイン単体契約への切り替え」などの手続きが必要になります。
また、特典対象外となることで、次回のドメイン更新時から費用がかかることも覚えておきましょう。
具体的な手続きについては、各レンタルサーバーサービスのマニュアルなどをご確認ください。
メールサーバー移転の注意点2つ
メールサーバー移転のトラブルを避けるため、以下の2点に注意が必要です。
それぞれの注意点について理解し、メールアドレス移行をスムーズに進めましょう。
サーバーの期限切れによるサービスの停止
メールサーバーの移転作業は、サーバーの契約期間に余裕を持って進めましょう。
メールに利用しているサーバーは、契約期限が切れてしまえば機能が停止してしまいます。
もし、移転作業中に契約期限が切れてしまった場合、メールの送受信ができない状態になってしまうのです。
とくに、ビジネス用のメール機能が停止すると、重要な問い合わせや至急の依頼などに対応できなくなるおそれがあります。
大きな機会損失を招くだけでなく、ビジネス上の信頼を損なう要因にもなりかねません。
また、移転作業は、単に引っ越し先のサーバーでメールが送受信できる状態になっただけで終わりではありません。移転に伴う以下の作業や対応にかかる期間を、あらかじめ考慮した計画が必要です。
- 新旧環境の並行運用期間:
メールが新しい環境に正しく届いているか、設定漏れがないかなどを判断するために、新旧両方のサーバーを確認し続ける「様子見」の期間が必要です。 - トラブル対応用の予備期間:
想定外のトラブルが起きた場合の対応にかかる時間を余分に見込んでおきましょう。
以上の期間を考慮し、移転元サーバーの契約期間をチェックしたうえで、 余裕をもった日程で作業を進めるようにしましょう。
とくにビジネスなど、漏れのない慎重な対応が求められる場合は、契約期間の更新の検討もおすすめします。
当然ですが、今後も継続利用するメールアドレスに使っているドメインも期限が切れないように注意してください。
サーバー切り替えによるメールの遅延や不達
サーバーの切り替え作業は、メールの送受信やウェブサイトへのアクセスが少ない時間帯に行いましょう。
日中などの利用者が多い時間帯を避け、夜間、早朝、週末などの休日に行うことをおすすめします。
なぜなら、サーバーの切り替えに必要な「ネームサーバー(DNSサーバー)の変更」を進めると、一時的にメールの遅延や不達、ウェブサイトが閲覧できないといったトラブルが起こるおそれがあるためです。
DNS(Domain Name System)とは、ドメインとサーバーを紐づけるためのシステムのことで、インターネット上の「アドレス帳」のようなものです。
メールの配送時は、ドメインに設定されたアドレス帳の情報を参照することにより、「どのサーバーへ運べばよいか」を特定し、正しく配送できる仕組みになっています。
ネームサーバー変更は、この参照するアドレス帳を、移行先のサーバーのものへ切り替えるための作業です。
ネームサーバーの変更内容がインターネット全体に反映されるまでは、数時間~数日程度かかります。
その間は、メールが「新旧どちらのサーバーに届くか分からない不安定な状態」です。

そのため、あらかじめ影響が少ない時間帯を選んで作業を進めることで、万が一のトラブルが発生しても、業務やサービスへの支障を最小限に抑えることができるでしょう。
メールサーバー移転の手順
ここからは、メールサーバー移転の手順を解説します。
当記事で紹介する手順は、『エックスサーバー(XServerビジネス)』と『XServerドメイン』の利用を想定した内容です。
『エックスサーバー』の画面を例に進めますが、『XServerビジネス』でも同じ流れです。
各手順のなかで、必要な設定や確認事項をあわせて解説します。
内容を確認しながら、実際の作業を進めてください。
1. 移転先のサーバーにドメインを追加する
まずは新しいサーバーで、ドメインを利用できる状態にする設定を行います。
移転先サーバーの管理画面へログインし、利用するドメインを追加しましょう。
『エックスサーバー』でのドメイン追加手順は、以下のとおりです。
『エックスサーバー』の管理画面にログインします。

ドメインを設定するサーバーIDの行にあるサーバー管理を選択します。

サーバーパネル(サーバーの管理画面)で、ドメイン設定を選択します。

ドメインを追加ボタンをクリックし、設定する独自ドメイン名を入力します。
チェック類はそのままで問題ありません。
メモも任意で入力してください。
入力し終えたら、追加するをクリックします。

以上で、サーバーへのドメイン設定は完了です。
ドメイン一覧に追加されたあと、設定状況に「NS相違」、SSLには「×」と表示されますが、この表示のままで問題ありません。

「NS相違」とは、ドメイン側でエックスサーバー以外のネームサーバーが設定されているという意味で、SSLが「×」になっているのもこれが原因です。
あとの「独自SSLの設定」や「ネームサーバー変更」により、正常な表示に変わります。
2. 独自SSLを設定する
サーバー移転作業では、独自SSLの設定が別途必要です。
通常、SSL設定はネームサーバーを『エックスサーバー』(移行後のサーバー)の情報に変更することで、ドメイン認証を行い、SSL設定が完了します。
しかし、この時点では旧サーバーでメールなどのサービスが動いているため、まだネームサーバーを変更できません。
そのため、別の方法で認証作業を行うことで、ネームサーバーを変更せずにSSL設定が可能です。
以下のマニュアルを参考に、認証作業とSSL設定を行ってください。
メールアドレス移行と同時にウェブサイトも移行する場合は、そのデータ(ファイルやデータベースなど)を手順1で設定したサーバーに移しましょう。
具体的には、移行元のサーバーからデータをダウンロードし、FTPソフトなどを使って新サーバーへアップロードする作業が必要です。
『エックスサーバー』へ移行する場合の具体的な手順は、以下のマニュアルを参考に進めてください。
3. メールアドレスを作成する
次に、移転先のサーバーの管理画面で、メールアドレスを作成します。
『エックスサーバー』での手順は以下のとおりです。
サーバーパネルのトップ画面で、メールアカウント設定を選択します。

メールアカウントを追加をクリックします。

以下の内容を参考にメールアカウントの情報を入力し、追加するをクリックしましょう。
- メールアカウント
メールアドレスの@の前の文字列を入力します。
現在のメールアドレスと同じ文字列を設定しましょう。
@より後ろは、手順1で追加したドメインを選択してください。 - パスワード
任意のパスワードを設定します。
「パスワード生成」ボタンを押すと自動生成できます。
あとに解説する「メールソフトの設定」でも使用するため、忘れないようにしておきましょう。 - 容量
メールボックスの容量です。
任意の値に設定可能ですが、よく分からないという方は変更しなくても問題ありません。 - コメント
管理用に任意でコメントを追加できます。
メールアドレスの利用者や用途などを記載すると、分かりやすいでしょう。

作成したメールアドレスは「メールアカウント一覧」の画面にて、確認や管理ができます。
不要なアドレスの削除、パスワードの変更、転送設定などが可能です。
4. ネームサーバー(DNS)を新サーバーに変更する
次に、DNSサーバー(ネームサーバー)を移転先の情報に切り替えるために、ドメインのネームサーバー設定を変更します。
この変更により、新しいサーバー側で準備されているDNSレコードが、インターネット全体に公開され始めます。
DNSレコードとは、特定のドメイン名とそれに関連付けられたサーバーの住所(IPアドレスなど)を対応付ける情報のことです。
なお、変更したDNSレコードの情報がインターネット全体に浸透するまでには、数時間~数日ほどかかることがあります。
DNS情報が反映したかどうかの確認方法は、次の手順5で解説します。
ネームサーバーは、ドメイン管理サービスにて設定します。
『XServerドメイン』での設定手順は、以下のとおりです(※移行先のサーバーを『エックスサーバー』とする想定)。
『XServerドメイン』の管理画面にログインします。

取得済みのドメインが表示されます。
設定するドメイン名の右端にある「︙」をクリックし、「ネームサーバー設定」を選択してください。

移行先のサービスを選択し、確認画面へ進むをクリックします。
今回は、移行先のサーバーが『エックスサーバー』のため、「XServerレンタルサーバー」を選択します。

『エックスサーバー』以外のレンタルサーバーに移行する場合は、「その他のサービスで利用する」を選択します。
表示された入力ボックスに、移行先のネームサーバー情報を入力して、進めてください。

内容に間違いがないか確認し、設定を変更するをクリックしましょう。

画面が切り替われば、設定完了です。

5. DNS情報が切り替わったか確認する
ネームサーバーの設定変更後、しばらく時間を置いて、DNSの切り替わり状況を確認しましょう。
前述したとおり、DNS情報が完全に新サーバーに切り替わるまでは数時間~数日ほどかかることがあり、その間は新旧サーバーのどちらにメールが届くか分かりません。
そのため、「新サーバーで正しく受信できること」と「旧サーバーにメールが届かなくなること」の両方を確認する必要があります。
確認手順は、以下のとおりです。
- テストメールを送信する
まず、対象のメールアドレス宛てにテストメールを送信します。 - 新旧両方のサーバーのメールボックスを確認する
新サーバーと旧サーバー、それぞれの「WEBメール」にログインし、テストメールがどちらに届いているかを確認します。- 旧サーバーに届いている場合
DNS情報の反映途中と考えられます。しばらく時間を空けてから、再度テストを行いましょう。 - 新サーバーに届いている場合
DNS情報の切り替わりが進んでいる状態です。あわせて、テストメール以外のメールも、新サーバーで受信できているか引き続き確認しましょう。
- 旧サーバーに届いている場合
旧サーバーにメールが届かなくなれば、DNSが完全に切り替わったと判断できます。
なお、旧サーバーで受信した過去のメールデータを失わないように、次に紹介するメールデータのバックアップも忘れずに行いましょう。
6. メールデータをバックアップする
IMAP接続によりメールを運用していた場合は、旧サーバー上にあるメールデータをバックアップしておきましょう。
「IMAP接続」は、メールソフトを開くたびにサーバー上のデータを読み込んで表示する受信方式です。
そのため、接続先である旧サーバーを解約・停止すると、それまで閲覧できていた過去のメールが消えてしまいます。
POP接続は、サーバーからメールデータを都度ダウンロードする受信方式。
データはデバイス上(パソコンなど)に残っているため、バックアップしなくても引き続き過去メールの閲覧が可能です。
なお、セキュリティや複数デバイスによる同期の観点から、現在は「IMAP接続」が主流です。
この機会に「IMAP」への切り替えをおすすめします。
あとから過去のメールを見返したくなったときに困らないよう、データを確認できる状態にしておきましょう。
GmailやOutlookなどのメールソフトでは、同じメールアドレスを二重に登録できないため、既存の設定を「新サーバーの情報」へ変更する必要があります。
しかし、設定を変更すると、旧サーバー上のメールデータが読み込めずバックアップも取れなくなるため、設定変更の「前」にこの手順を完了させておきましょう。
なお、当社の『エックスサーバー』を含め、レンタルサーバーサービスでは、メールデータを移行するための機能を提供していないことも少なくありません。
そのため、今回はメールソフトの機能を利用し、旧サーバー上のメールデータをバックアップして確認する方法を紹介します。
ご利用のメールソフトによって方法が異なるため、ここでは主要メールソフトの一つ「Outlook」を使った手順を解説します。
Gmailには、保存したデータ(ファイル)を読み込むための機能が備わっていません(※2026年1月時点)。
そのため、OutlookでGmailアカウントに接続したうえで、これから紹介する「Outlookの手順」でデータの保存・読み込みを行う方法をおすすめします。
また、その他にもさまざまな方法があるため、「Gmail バックアップ」などで検索し、ご自身のやりやすい方法で進めても問題ありません。
その他のメールソフトをご利用の場合は、公式マニュアルや「[メールソフト名] バックアップ」などで検索して、やり方を確認してください。
Outlookでメールをバックアップする方法
Outlook(デスクトップ版)では、旧サーバーに接続したうえでメールデータのエクスポート・インポートを行うことにより、バックアップが可能です。
なお、「新しいOutlook」では、エクスポート機能を有効にするために「Microsoft 365(有料)」のアカウントでログインする必要があります。
また、エクスポートしたデータ(.pstファイル)のインポートにも対応していません(※2026年1月時点)。
そのため、「従来のOutlook」に切り替えて進めてください。
「ファイル」 > 「開いてエクスポート」> 「インポート」の順に選択し、「従来のOutlookからインポート」をクリックすれば切り替え可能です。
- Outlookを開き、メニューの「ファイル」 > 「開く/エクスポート」> 「インポート/エクスポート」の順に選択します。
- 「ファイルにエクスポート」>「Outlook データ ファイル (.pst)」 を選択します。
- バックアップしたいファイルや任意の保存先などを選択して進めれば、データのエクスポート(.pstファイルの作成)が可能です。
詳しくは、以下を参考に進めてください。
エクスポートした.pstファイルは、同じくOutlook上でインポートして確認できます。
- Outlookを開き、メニューの「ファイル」 > 「開く/エクスポート」> 「インポート/エクスポート」の順に選択します。
- 「他のプログラムまたはファイルからのインポート」>「Outlook データ ファイル (.pst)」を選択します。
- インポートするファイルやインポート先のフォルダ(またはアカウント)を選択して進めれば、データが読み込まれます。
詳しくは、以下を参考に進めてください。
7. メールソフトの受信設定を変更する
最後に、メールソフトの受信設定を変更しましょう。
具体的には、移行したメールアドレスの受信サーバー情報を新サーバーのものへ上書きする作業です。
この設定変更により、ご利用のメールソフト上で新サーバーに届くメールの確認が可能になります。
IMAP接続をご利用の場合、設定を変更した時点から、旧サーバー上のデータがメールソフトで確認できなくなります。
そのため、旧サーバー上にある過去メールのデータをバックアップしたうえで、受信設定の変更を進めてください。
受信設定の変更方法はメールソフトによって異なりますが、主に以下の情報を新しいサーバーの内容へと書き換えます。
- 受信メールサーバー名(ホスト名)
- 送信メールサーバー名(ホスト名)
- パスワード(新サーバーで設定したもの)
詳しい設定手順や入力する情報については、各種マニュアルでメールソフト設定の内容を参考にしてください。
『エックスサーバー』のマニュアルや『XServerビジネス』のマニュアルにて、設定方法を詳しく解説しているので、ご利用のメールソフトにあわせて設定を行ってください。
一般的な内容なので、サービスマニュアル以外にも、ネット上にある情報を参考に設定してもOKです。
メールサーバー移転に関するよくある質問
ここからは、メールサーバー移転に関するよくある質問と回答を紹介します。
旧サーバーはいつ解約すればよいですか?
旧サーバーの解約は、新サーバーへの移転が完了し、運用が安定したことを確認できたあとに行いましょう。
旧サーバーに新しいメールが一切届かなくなれば、移転が完了したと判断可能です。
もし移転完了前に旧サーバーを解約してしまうと、以下のようなリスクが生じるおそれがあります。
- ネームサーバーの切り替えが完全に浸透する前だと、旧サーバーに届くメールを受信できなくなってしまう
- 移転中のトラブル発生時に元の環境に戻せず、メール機能が停止してしまう
解約によるリスクをできる限り減らすために、サーバー移転が完了するまでは、旧サーバーの契約を続けるのがおすすめです。
ドメインの移管(管理会社の変更)を予定している場合は、手続きを進めるなかで、サーバー解約をしてしまわないように注意が必要です。
とくに、「ドメイン無料特典」などを利用している場合、移管に先立って、セットで契約している旧サーバーの解約が必要になることがあります。
しかし、移行が不十分なままサーバーを解約すると、前述のとおり、メール不達などのトラブルに繋がるおそれがあるのです。
ドメイン移管は慌てて進める必要はないため、まずは新サーバーでのメール運用が安定したことを確認し、移行が完了してから着手するようにしましょう。
移行前のメールデータを新しいサーバーに移すことはできますか?
メールデータを新旧サーバー間で移動できるかどうかは、ご利用のサーバーサービスが対応した機能を提供しているかどうかによります。
基本的に、別のサーバー間でメールデータを移すには「メールデータの一括保存(エクスポート)」や「他サーバーへの取り込み(インポート)」といった機能が必要です。
しかし、すべてのサービスがこれらの機能を提供しているとは限りません。
そのため、移転前のメールデータを新しいサーバーに移すことは難しい場合が多いでしょう。
なお、メールソフトを利用すれば、移行前のサーバーにあるメールをデバイス上に保存し、確認することは可能です。
やり方はメールソフトによって異なるため、公式マニュアルなどをご確認ください。
Outlookを利用した方法は、当記事の「Outlookでデータをバックアップ・インポートする方法」にて解説しています。
ドメインの移管とサーバーの移転を同時に行ってもよいですか?
ドメイン移管(管理会社の変更)とサーバーの移転は、同時に行わず、時期をずらして別々に行うことをおすすめします。
ドメインの移管とサーバーの移転を一緒に行うと、作業や手順が増えて複雑になり、設定ミスによるメール機能の停止などを引き起こすリスクが高まります。
また、トラブルの原因の切り分けも難しくなり、解決に時間がかかります。
したがって、両方の手続きが必要な場合は、まずサーバーの移転を完了させ、運用が安定してからドメインの移管手続きを進めるのがおすすめです。
ドメイン移管について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
特典で取得したドメインを移管する場合には、以下の点にご留意ください。
- 移管する場合には、特典の解除が必要なケースがほとんどです。
また、特典を解除すると、ドメインの更新料などの費用が発生します。 - サービスによっては、サーバーを解約しなければ特典の解除ができない場合があります。
特典ドメインの取り扱いには各社独自のルールがあるため、公式サイトやマニュアルを事前にチェックしておきましょう。
まとめ:期限に余裕を持って移転作業に着手しよう
この記事では、メールサーバー移転の手順を解説しました。
- メールサーバー移転はメールの保管や配送を担う運用環境を引っ越す作業
- サーバーの契約期限に余裕を持って移転作業に着手する
- DNS変更はメールの送受信に影響の少ない時間帯に実施する
- 旧サーバーの解約は新環境での運用が安定してから行う
- メールデータのバックアップはサーバー解約前に済ませる
- サーバー特典の無料ドメインを利用している場合は、ドメイン契約がサーバー契約とセットになっている点に注意が必要
- ドメイン移管の手続きは、サーバー移転とは別々に行うのが無難
メールサーバーの移転作業は、DNSの反映待ちや不測のトラブルに備えて、期限に余裕を持って着手しましょう。
スムーズにサーバーの移転を進めるために、ぜひ本記事を参考に作業を進めてみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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